姫崎灯台(姫埼燈台)
両津湾・越佐海峡を航行する船には欠かせない安全のシンボル、それが姫崎灯台です。
佐渡の灯台第1号として建造され、佐渡内最古の灯台です。 また、日本に現存している「鉄造灯台」の中で見ても、最も古い灯台であり、 その歴史は127年前の明治28年12月10日まで遡ります。
当時の洋風建築の技工を彷彿とさせる外観を今もそのままを残しており、 その役割を変えることなく、今日も夜の海に明かりを灯し続けています。
姫崎灯台は佐渡島民が選考する「佐渡百選」として選ばれている佐渡の代表スポットです。
平成9年に行われた 国際航路標識協会(IALA)国際会議においては「世界の灯台100選」 「日本の灯台50選」にも選ばれました。 さらに平成21年には文化遺産(※1)にも選定され、永久保存されることになった由緒ある灯台です。
※1 経済産業省 近代化産業遺産群 続33に選定されました
灯台のすぐ側には「姫崎燈台館」という建物があります。
昭和37年まで灯台守職員用の宿舎と使われた建物を模して跡地に作られた建物です。
館内では、灯台の仕組みや、佐渡各地の灯台の写真などが展示されていてます。
姫崎灯台のスペック
姫崎灯台の高さは14.2m。佐渡の灯台の中では5番目の高さの灯台です。
光度は23万カンデラ、光は約33km先まで届くそうです。
6秒間に1回閃光し、両津港へ向かう船が一番最初に目にする光が姫崎灯台の明かりです。
その光はさぞ明るく輝いて見えることでしょうね。
航路標識番号 | 1336 [F7096] |
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管轄 | 海上保安庁 |
所在地 | 新潟県佐渡市両津大川 |
位置 | 北緯38度05分13秒 東経138度33分46秒 |
外観・構造 | 白色 塔形(六角形) 鉄造 |
レンズ | LB-40型灯器 |
灯質 | 単閃白光 毎6秒に1閃光 |
実効光度 | 230,000 cd |
光達距離 | 17海里(約32km) |
明弧 | 79度から310度まで |
塔高 | 14.2m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 41.5m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1895年(明治28年)12月10日点灯開始 |
姫崎灯台の所在地図
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