蓮華峰寺 (れんげぶじ)
佐渡が京都の海上の鬼門にあたることから、王城鎮護の霊場として空海によって開かれた古刹が蓮華峰寺です。
蓮華峰寺を訪れると先ず山門の「葵の紋」が目に入ってきます。 江戸中期の最盛期には40以上の末寺を従え、徳川家の廟所となったことから「葵の紋」が許されているのでしょう。
さらには、嵯峨天皇(786年〜842年)の勅願寺であったともいわれています。
山門をくぐって右側には、アジサイに囲まれるように『八角堂』があります。 建物の中には徳川家康・徳川家光を祀る日光式の精巧華麗な彫刻装飾をほどこした「台徳院」と「東照宮」が納められています。 これらは登録有形文化財に指定されています。
蓮華峰寺は別名『あじさい寺』ともいわれており、境内のいたる所に植えられた7千株もの紫陽花が咲く6〜7月頃には 「あじさいまつり」が開催され、アジサイを愛でる人々で賑わいます。
アジサイと杉木立にかこまれた境内に立てば “シン” とした想いに包まれる気がします。
山門の前には「子授け欅」と呼ばれる大欅の樹があり、 この欅を人に知られないように抱くと子供を授かることが出来るという言い伝えがあります。
空海の独鈷杵がかかった柳の跡には水芭蕉が咲く低湿地が広がっており、 ここから湧き出る水は延命健康の霊水とされています。
蓮華峰寺を訪れるなら紫陽花も楽しめる6〜7月が一番ですが、
季節を問わずとも蓮華峰寺は見ごたえのある寺院です。
数多く現存する重要文化財、登録有形文化財からは、
真言の霊地としての静寂さ、そして歴史を感じることができると思います。
蓮華峰寺で清遊。
そんな静かな時間を過ごして見ませんか?
蓮華峰寺にある重要文化財・有形文化財
重要文化財 | 金堂、弘法堂、骨堂 |
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有形文化財 | 大門、仁王門、東照宮、台徳院御霊屋、御霊屋覆屋、八角堂、八祖堂、経蔵、鐘楼堂、無明橋、密厳堂、地蔵堂、護摩堂、唐門、客殿、独鈷堂 |
蓮華峰寺の所在地図
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